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出会い系で出会ったOL①

臨時収入が入ったので、久し振りに出会い系サイトを使いました。
かれこれ1年近く放置してたからまだ使えるか半信半疑だったけど。
有料サイトなので2000円分のポイントを購入。
目指すはサポ有りでも構わないから、慣れてない普通の女の子。

当たり前だけどやっぱり手慣れてる子が多かった。
餌を撒いて食らいつてくるのはほとんどセミプロ?ばっかり。
話が早いけどポイント分を目安に3日かけて探した。

その甲斐あってか、23歳の自称OLさんを見つけました。
早い話、カードの支払に足りない分が欲しいらしい。
聞いてみると2万ちょっと。
ホントかウソか分からないけど、こうやって探したのは初めてらしい。
だから相場も何も分からないという。
俺も相場なんて知らないし、お互い不慣れな者同士で会ってみようかって。

彼氏がいるから泊まりは無理だけど、18時~終電までは大丈夫と言ってた。
会う前に写メ交換したいって言ったけど、彼氏がいるからと断られ、ちょっと不安のまま待ち合わせ場所へ。
遠目でも分かるような場所を指定して、俺は反対側の建物の陰に隠れてた。

18時ちょっと前に、シャツにタイトスカート穿いた女の子がやってきた。
携帯をいじり始めたかと思うと、俺の携帯にメール受信。
やっぱりあの子なんだって思ってよくよく観察してた。

遠目だったけど別に悪そうでもないし、周りに変な男もいない。
メール返してその子のもとへ行った。

「キョウコちゃん?」

「あっ!はい、捨て丸さんですか?」

「恥ずかしいからその名前大きな声で言わないでね」

「ごめんなさい、えっと、こんばんは」

「よかったぁ~変な子が来るんじゃないかってヒヤヒヤしてたんだよね」

「アタシも緊張してて。はい。今日はごめんなさい、、」

やたら下手に出る子で、ホントにかなり緊張してるみたいでした。
というか近くで見たら普通に可愛い。
可愛いというか綺麗系の女の子。
こりゃー当たりか?!ってウハウハになりそうな気分でした。

身長は160ぐらい、スラッとした足にヒールを履いて、黒に近い茶色の髪。
パッチリ二重の目に一見キツそうな性格っぽい目頭。
スーッと通った鼻筋と薄い唇。
紛れもなく俺には不釣り合いな美人。

「ご飯軽く食べようか?」

「あっ、はい」

「食べたいものある?もしくは嫌いなものとか」

「生魚以外なら、、」

「じゃそこのイタリアンに行こうか」

グラスワインを飲みながらパスタとピザを食べた。
初めのうちは緊張して会話が続かなかったけど、3杯めのワインを呑み始めた頃にはかなり普通に喋れるようになってた。
彼氏とはもう3年の付き合いで、実は彼氏にもお金を借りてるらしい。

「なんでそんなにお金使うの?」

って聞いたら

「分かってるんだけど買っちゃって、、、」

と意味不明。ただの浪費家っていうかおバカちゃん?!
別に俺の彼女でもないしどうでもイイかって思って、軽く受け流しておいた。
時間も20時半過ぎになったので、そろそろ行こうかと促してみた。

「あの、アタシで大丈夫ですか?」

「大丈夫も何も喜んで!だよ。しかも明日までに銀行に入れなきゃなんでしょ?」

「はい、じゃお願いします。ごめんなさい」

歩いて10分ぐらいのラブホまで歩いた。
途中やっぱり不安だったらしく、彼女はほぼ無言で俺の斜め後ろを付いてきてました。

「終電て12時過ぎだっけ?」

「じゃ12時ごろ出れば大丈夫だね」

「彼氏に電話はするの?」

「途中でメールとかくるかな?」

沈黙に耐えきれない俺は、そんな事をずっと質問しまくってました。
彼女は「大丈夫です」とばかり答えていましたが。

ボロいくせに駅から近いだけで少し高いラブホテル。
なんとなく見栄をはって、1万以上もする部屋に入りました。
21時からは休憩がなく、全部泊まりになってたからそんなもんかもしれないけど。
サウナとかデカいジャグジーがある、俺にとっては無駄でしかない部屋。

「さきシャワー浴びる?」

「あ、はい。」

彼女は先にシャワーを浴びにいきました。
ふと気が付いたんですが、バッグとかそのまま置いたままなんです。
初対面なのに警戒心な過ぎだろって思いながら、持ってきた極薄のゴムを用意しました。

つづく

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