俺と一緒に歩いて帰りたい。
そんな意味不明で迷惑な事をしつこく言うので、仕方なく歩いて送り届けた。
飲んでる時から聞いてたが、どうやら最近は超絶好調らしい。
ここ1年の間で4人のセフレが出来たという。
通ってた21歳のキャバ嬢。
馴染みのスナックママの友人で、その人もスナックのママだという熟女人妻。
仕事関係で知り合った27歳のOLさん。
そして特にお気に入りなのが元レースクィーンだという31歳の人妻。
勘弁してくれっていうほどの淫乱人妻らしい。
だからあらゆる変態プレーを楽しんでるという。
「やっぱ人妻はエロくて最高だなw」と自慢気で嬉しそう。
イケメンでもないのでなぜそこまでモテるのか理解できない。
確かに営業やってるだけあって喋りは滑らかではある。
でもそんな遊べるほどお金持ってるわけでもない。
着てるスーツや靴だって俺から見てもみすぼらしい。
なのになぜかそういうセフレが途切れる事なくデキるらしい。
そして何より、セフレがいるのに彼女もいるという。
こんな男もいるんだなぁ~と呆れながら自慢話を聞いてやった。
ヤツの自宅まで50mほどに差し掛かった時だった。
急に「おろろ?鍵が無いぞ」と慌て始めやがった。
ウザいわぁ~と思って無言で見ていたが見つからない。
ポケットにもバッグにも無い。
「お父さんかお母さんいるだろ?開けてもらえよ」
呆れ気味にそう言うと、驚きの返事が帰ってきた。
「いねーよ!もう離婚して出て行っちゃってるよ!」
「うっそ・・マジで?じゃ一人暮らし?」
「離婚して戻ってきた兄貴と2人で暮らしてるよ」
「じゃ兄ちゃんに開けてもらえば?」
「今日いね~しww」
「マジかよ」
「あっ!アイツ持ってるかも!」
「誰?」
「彼女だよ、彼女。ちょっと待ってて」
置き去りにするわけにもいかないので、見守ることにした。
もう既に1時半を過ぎてる。
やはり彼女は寝てたようだが、何とか車で届けに来てくれる事に。
車で15分ぐらいだからって事で、近所のコンビニでコーヒー飲んでた。
で、そこに現れたのが真帆ちゃんw
駐車場に入ってきた軽を見て「ん?あれれ?」と思った矢先、ドアが開いて見覚えのある女の子が出てきて心臓がバクバクした。
まず友人の顔を見て笑顔で手を振る真帆ちゃん。
でも隣に俺がいると気が付き表情が凍りつく。
俺も顔を引き攣らせながら頭をペコペコしておいた。
友人が彼女だと紹介してくれて色々繋がった。
真帆ちゃんの方が意味分からない状態でオロオロしてた。
そんな真帆ちゃんに軽く自己紹介して説明をしながら友人宅へ。
友人は俺に泊まっていけという。
でも俺は帰りたいし、そんな事よりも真帆ちゃんで頭がいっぱい。
基本的に酔っ払ってる友人は、「サッパリしてくる!」と言って風呂に消えた。
ドアが閉まった途端、真帆ちゃんが「なんで!?」と詰め寄ってきた。
だから俺は詳しく友人との関係を説明した。
それを聞いた真帆ちゃんは頭を抱えて何度も溜め息をついてた。
ここしかない!と思い、俺は今日までの思いをぶち撒けた。
あれから頭の中に残ってる真帆ちゃんの残り香が消えないと。
ずっと連絡を取りたかったが、ブサちゃんまでしか到達できなかった事も。
友人が出てくるまで必死に訴え続けた。
というか無言になると何か言われそうで怖かったから喋り続けた。
真帆ちゃんはさすがに困惑した顔をしてた。
友人が「お前泊まってけよ、もうちょい飲もうぜ」と誘ってきた。
いや、もうね、真帆ちゃんがお前の彼女だと知って立ち直れないほどショックを受けてるんだぞ、だから何も考えずに眠りたいよ、そう伝えたかった。
2人の世界に居たくない、だから断って帰ろうとした。
断ろうとした瞬間、真帆ちゃんが割って入ってきた。
「じゃアタシも泊まる!」って。
それに友人は猛反発。
俺と久し振りに会ったから邪魔するなと。
「だったらアタシも昔話聞きたい!」とひかない真帆ちゃん。
なんか断れるような空気じゃなくなり、結局酒を飲む事にした。
もちろん真帆ちゃんも。
可愛過ぎる真帆ちゃんに負けてしまい、2杯目3杯目と酒が続いた。
前回とは違って真帆ちゃんはそこまで飲まない。
代わりに友人の方がガンガン飲みまくる。
俺もそうだったけど、既に酔ってる状態からの飲みスタートです。
だから5杯も飲んだら友人は目の焦点すら合わない状態に突入。
抱えるようにして友人を2階の部屋へ運んだ。
階段をのぼってる時、真帆ちゃんが俺のケツをツンツンしてきてた。
「ヤメなさいw」「あぶないぞぉ~w」
「コラコラw」「落ちてこないでよぉ~w」
なんかイイ感じだった。
まぁ飲んでる時もイイ雰囲気ではあった。
あんなにも思いの丈をぶち撒けたのにも関わらず。
というわけで我慢なんてできなかった。
友人をベッドに寝かせてる時、隣にいた真帆ちゃんと密着した。
彼氏が目の前にいる(寝てたが)のに離れようともしない。
むしろ寄り掛かってくるような動きをしてくる。
思わず真帆ちゃんを見たが、彼氏を見ていて目を合わせてくれない。
何だよって思ったら、今度はわざとらしく腕にオッパイを押し付けてきた。
それでも俺の方を見ない。
変な気持ちだった。

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