見る見るうちに顔が赤くなってきた青木は、一万円札を机に叩きつけて出ていった。
それ以来青木とは会う事も無く、俺も次第に罪悪感が薄れていってた。
理恵との大学生活は楽しく、周りからも公認のカップルだった。
サークルには入らなかったから2人で旅行にも行ったし、言葉には出さなかったけど「このまま結婚かな」って互いに思ってたと思う。
大学時代の理恵は、明らかに数年前とは違っていた。
「お前はあの巨乳を好きにしてるのか?羨ましいヤツめ」とよく言われたぐらい、理恵は色気ムンムンになっていってた。
理恵が言うには、俺のとエッチで女性ホルモンが出まくりなんだよって。
確かに昔とは違って理恵はセックスに対して貪欲になっていた。
恥ずかしい話、俺は理恵で3人目だったので、他の女がどうなのか知らなかった。
だけど今だから思うのは、確実に理恵は淫乱な女だったと思う。
Mっ気が強いので、「ちょっとしゃぶってよ」とか言うと、照れながら喜んでしまう。
前戯無しでいきなり襲い掛かって入れたりするのも大好き。
大学構内ではもちろん、誰かに見られそうな場所でのエッチも大好きな子でした。
見た目はそんな事しそうにないんですよ。だから俺にはそのギャップがたまらなく、浮気なんてする事も無く付き合っていました。
毎回精子を飲もうとする理恵は「あれ?なんか薄いけど出したの?」とか言ってくるので、浮気とかはまずできなかったんですけどね。
そんな理恵でもちゃんと夢があったので、俺たちはちゃんとゴムはつけてました。
少しだけ生で入れたりはしたけど、すぐにゴムを付けてイク時はお口というスタイル。
「生って気持ちイイけど怖いから・・・」
大好きな理恵を傷付けるのはイヤだったので、俺は率先してゴムを付けてました。
もしかしたら理恵は無理やりにでも生で入れられたかったのかもしれませんが・・・
いつの頃からか忘れましたが、理恵は積極的に腰を動かすようになっていました。
どこで覚えたのか分かりませんが、騎上位だけではなく正常位でもバックでも腰を動かすんです。
その理由が分かったのはずっと後の事で、どうも俺も亀頭がポルチオに当たる良さを知ったようだったんです。
亀頭にコリコリと突起物が当たるよな感触は毎回あって、次第に激しく腰の動きが激しくなっていうのがいつもの事。
そして何より凄かったのはイキっぷりです。
正常位でイク時は背中を仰け反らせ、ブリッジでも始めるのかって思うほどのエビぞり。
その後激しく体を痙攣させて余韻を楽しみ、イッた後は単純な出し入れでも昇天しまくります。
騎乗位の時は自分である程度コントロールするらしく、俺の乳首を舐めてきたりして休憩を挟むんです。
でも登りつめ始めると腰の動きは加速していき、最後は虚脱して前に倒れ込んでくる。
その後下から突きまくると人形のように虚脱したり、強烈な力で抱き付いてきたりして何度も昇天する。
いつからからそんなイキまくる女になってはいましたが、それに伴って色気も増して行ったのかもしれません。
大学4年になり、俺達は就活と国試の為に会えない日々が続きました。
会っても2時間程度のお茶タイムとかだけで、月に1回だけは1日会ってセックスしまくる日々。
オナニー三昧だと暴露してた理恵は、会うと性欲を爆裂させていました。
そんな日々を送っていましたが、一足先に俺の方が内定をもらって暇になりました。
邪魔してもしょうがないので俺は海外旅行に行く事にしました。
友達と2人で2週間、アメリカに行ってきました。
もちろんその間も理恵にはメールしたり電話はしていました。
旅行から帰ってきて理恵に会い、いつものように激しくセックスをしました。
なんら何も変わっていないと思ったのは俺が情ないと思います。
大学を卒業後、それぞれの道に進みました。
社会人となってからは週末の土曜か日曜に1泊するというデート。
確実に俺の中では「結婚」という二文字が明確に浮かんでいた時期です。
でも理恵が「もうちょっと落ち着いてから」というような事を言っていたので、今まで通りの付き合いをしていました。
そんな社会人になって1年目の8月、高校時代の友人から久し振りに誘いがあった。
偶然同じ業種に就職したらしく、友達から俺の事を聞いて誘ってきたらしい。
仕事の話をしながら酒を飲んでいると、突然そこに青木がやってきた。
「おう!久し振り!元気だったか?」
突然の合流にビックリした俺は、正面に座っていた友達を見ました。
「サプライズってヤツだよ!コイツには俺が来る事を言わないように言っていたんだよ」
青木は友人の隣に座り、俺に握手を求めてきた。
妙にギコチナイ動きになったもう一人の友人。
でも青木はそんな雰囲気も関係無いらしく、頼んだビールをガンガン飲みまくって昔話をし始めた。
今青木は金融会社で働いていると言い、だいぶ羽振りも良いという。
「お前はどうなのよ?」と聞いてくるので、隠す事も無く現状を喋った。
時間が経つにつれ昔の感覚が戻り始めた俺は、あの時の事を忘れて喋っていた。
青木もあの事には触れずに喋っていたので、だから忘れていたのかもしれない。
2時間ぐらい呑んで俺はホロ酔いに。もう一人の友人は「明日も早いから」と先に帰っていった。
店を出た俺達は、青木の行き付けというバーへ移動した。
常連らしく入っていくと店員たちがフレンドリーに挨拶をしてくる。
そして通されたのは奥にある3畳ほどの小さな個室。
「お前ってすげーな!」と正直な気持ちを口走っていました。
「ここはいつもナンパした女連れ込んだりするからな」
「そ~なんだ、女も喜ぶだろ?こんな特別扱いされたら」
「まぁ~な。でもそれだけじゃオチないぞ」
「そりゃ~そうか」
「ヤッちまえば俺のテクにヒーヒー言って楽勝なんだけどな」
「そ~なんか、お前経験数凄そうだもんな」
コメント