寝不足で仕事も手につかないまま帰宅した俺は、すぐにメールチェックをしました。
もうその時見たメールを今でもはっきり覚えています。
件名は「変態で可愛い奴隷ちゃん」
「昨日あんなに激しくやったから、今でもチンコがヒリヒリする」
「また呑ませる為に1週間禁欲しておくよ、嫁から誘われない事を祈っといてくれ」
「彼氏とエッチしてもイッたフリをしておくんだぞ」
そんな内容で、若干命令口調でした。
マミからの返信は見れないのですが、男のメールを見て予想はできました。
「おいおい、そんな事言ったら彼氏に悪いだろ?気持ち良いフリぐらいしとけよ」
「そんなに俺のチンコが好きなのか?ドスケベな変態だな」
こんなメールで心臓はバクバクでしたが、最後のメールはもっと凄かったんです。
「またアナルに入れてやるからな。オマンコにはバイブで充分だろ」
途中でメールから目をそらしては読み返し、また反らしては読み返しの繰り返しです。
男からの5通のメールを読むのに、30分以上もかかっていました。
読み終わった時には完全に脱力してしまい、もう何も考えられないほど放心状態でした。
あのマミが浮気をしている。しかも俺より浮気相手とのセックスの方がイイらしい。あれだけ拒否していたアナルさえも許していて、変態の奴隷呼ばわりされている。
ウソだろ・・・もうその一言しか頭に浮かびませんでした。
眠る事もできずマミに電話する事も出来ず、ただ酒を飲むしかできませんでした。
気持ち悪くなってトイレで吐き、また呑んでは気持ち悪くなる。
朝になって会社を休むと連絡し、どうしようもない時間を過ごしてました。
マミの朝メールに俺が返信しないから不思議だったのか、昼過ぎにマミから電話がかかってきた。
呂律が回らなかったけど必死に我慢しながら「具合悪いんだ」とだけ言って切った。
夜になりマミから「大丈夫?」というメールにも大丈夫だと返信し、そのまま3日間泥酔しては寝るという時間を費やした。
気が狂いそうになったのは3日目の夜。
迷った挙げ句に転送メールをチェックしてみると、浮気相手に俺の事を話している内容が書いてあった。
「具合悪いなら行ってしゃぶってやればイイだろ?いつものエロいしゃぶり方で」
「彼氏が寝込んでるのに俺のチンコが欲しいのか?最高の淫乱女だな」
「46歳のオヤジのチンコがそんなに美味しいか?」
「俺のアナルはくすぐったいだけだから舐めなくてイイぞ」
「早くバイブでオナってる写メ送ってこいよ」
こんな卑猥なメールが3日間の間に20通以上も入っていました。
途中で何度も吐きに行き、結局俺は気絶したようにトイレで寝込んでしまいました。
4日目の夕方、以前から呑みに行く約束していた大学時代の友人から電話がかかってきました。
記憶にないのですがかなりヤバかったらしく、友達はすぐにすっ飛んできたらしいです。
そのまま救急車を呼ばれて気が付くと病院のベッドで寝ていました。
友達は心配してくれて帰らずに付き添っていたらしく、朝の4時頃目が覚めると椅子に座ったまま寝ていました。
ちょっと記憶が曖昧なんですが、俺は2日間入院したみたいです。
夜になり友人がまたやってきてくれて、俺は初めて今までの事を他人に喋りました。
話を聞いた友人は物凄い形相で怒り始め、止めたんだけどマミをそこに呼び出したんです。
笑えない話、やってきたマミは酒臭かったらしい。
「こいつのこんな姿見て何とも思わねーのかよ!」
友人は怒鳴りまくり、看護士がやってきて制止するほどヒートアップ。
俺は泣きじゃくるマミと怒鳴る友人を、ただ茫然と他人事のように見ていました。
床にへたりこんで泣きながら謝るマミに、勇気を出して言いました。
「もう顔も見たくないから出て行ってくれ」
メールを盗み見るなんて事をした俺も最低な男だけど、あそこまで割り切れるマミには恐ろしさを感じました。
友人に言われて携帯の転送メールも気が付いただろうけど、その日以来マミからの連絡はなかったし。
友人は相手を追いこんで離婚させようぜ!とか言ってたが、俺にはそんな気力もなかったなぁ。
1年経ってもまだあの悪夢が甦るので、未だに女性恐怖症気味です。
重たい話で申し訳ありませんでした。
最後までお付き合いして下さった方へ、多大な感謝を申し上げつつ終了します。
有難う御座いました。

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