静かに襖を開け、リビングの電気をつけてから寝室の前まで行きました。
中では低い喋り声が聞こえていたので、まだ2人は起きてるようです。
思いっ切りガチャッ!と扉を開けました。
ベッドの上にいる2人を、リビングの明かりが照らしていました。
俺はその姿を見て愕然とし、2人はお化けにでも出会ったかのような顔をして振り返っていました。
2人は一糸まとわぬ姿のまま、抱き合って寝ていたんです。
嫁が上に覆い被さり、その背中にはスズの手が絡み付いたまま。
数秒間の無言が続いて、スズが慌てて布団を被る動きをみせました。
嫁は動揺を隠せないという表情でアタフタしている。
「お前ら何してんだよ」
この一言が精一杯でした。
「あっ、いや、ちょっと、ね?あっ、でも、あの」
嫁は何を言っているのか分からないほどアタフタしまくりでした。
そんな姿の嫁を見た事が無かった俺は、思わず寝室から出ていき和室に戻りました。
意を決したとはいえあんな姿や表情を見たら、ホントに何を喋って良いのか分からなかったんです。
もしかしたら現実逃避でその場を離れたかったのかもしれません。
その後どのくらいかして、嫁とスズが部屋に入ってきました。
俺は布団の中で壁に向かって寝ていましたが、当然寝る事も出来ず目はパッチリしてました。
起き上って布団の上に座る俺に、2人は土下座をして「ゴメンナサイ」と言ってきたんです。
そりゃー「ゴメンナサイじゃないだろ・・・」と言ってやりました。
2人は畳みに額を付けるように土下座したまま動きません。
「どういう事なの?全然意味分からん無いんだけど」
2人とも額をつけたまま、2人の関係を喋り出しました。
高1の時、スズの家に泊まった時イタズラ半分で触りあったのが初めての経験。
乳首を互いにクリクリやったり舐め合ったりして、その後エスカレートしていったらしい。
女子高だったから校内でキスをしたりするのは頻繁にあったらしい。
でも舌を絡めるようなキスは互いに初めてで、2人とも処女のまま初体験はレズ。
どうやったら気持ちがイイとか喋り合いながらシックスナインをしたり、クリを触り合いながらレズったみたい。
そんな行為をしてても2人は男にも興味はあったので、それぞれ彼氏を作っていった。
彼氏ができても2人の遊びは変わらず続き、気が付けば大学生になっても続いてたらしい。
処女じゃなくなった2人は、バイブとかも使う様になっていった。
彼氏じゃ満足できないと、2人はドロドロのレズプレーに励んだらしい。
そんな関係も就職を機に終わりを迎えたが、今日久し振りに会って一緒に寝たら我慢できなかったみたい。
俺という存在がいて、しかも隣で寝ているという状況に、もしかしたら興奮したのかも。
2人してっていうか嫁がバイセクシャルだと知って溜息しか出なかった。
説明してる間も2人は頭を上げず、終始土下座をしていました。
とりあえず何とも言えないから、2人には部屋から出ていくように言いました。
眠れない時間を過ごしながら、今後の事を考えたりしていて朝になりました。
ドンヨリした気持ちのまま何も考えずに家を出ました。
マックで朝食を取り、意味も無くパチンコ屋へ行きました。
10時過ぎに嫁からメールがありましたが、返信はせずに夕方までパチンコ屋にいました。
仕方なく家に帰るとテーブルに手紙があり、嫁からの謝罪がビッチリ書いてありました。
夜になりスズを送って帰ってきた嫁に、何を言ったらよいのか分からず就寝。
次の日もその次の日も、気まずい雰囲気のまま生活をしてました。
迷いに迷った俺は、3日後に女友達に相談しました。
コイツとは実は昔何度かエッチした事のある、セフレみたいな関係だった女です。
結局「相手が女だから許せるかどうかだよね」という結論に。
嫁は別れたくないと言っているし、ちょっと複雑な心境です。
もうスズとはあんな事はしないと約束はしていますが・・・・ど~なんすかね。
時間が経つにつれて、どうでも良い気がしているのも事実。
やっぱり相手が女だったからというのがねぇ。
----後日談----
あれから嫁と何度か話し合いました。
やっぱり離婚をする気にもならなかったので、このままという結論に達しました。
俺を裏切った事実は間違いないので、それについてはまだ許せる気分ではありません。
でもねぇ、なんつ~か・・・・性癖っていうんですかね、そんな類なのかなって思い始めてるんです。
ちょっと理解できないハードな性癖の持ち主かなぁ~って。
ウンコ食べちゃう系とかそんな類の。
ぶっちゃけ完璧には割り切れてはいませんが、そんな方向で折り合いをつけていく予定です。
ちなみに女2人の3Pとかには、いつか参加してみたい気はあります。
でも嫁と他の子が絡んでる姿を見てられるか、耐えられるのかが疑問かなって。
男2人の3Pよりは全然マシなんすけどねぇ~w
それではこれで終わります。
どうも有り難うございました。
コメント