始まったから20分ほど経過した頃、遂にその時がきた。
俺の目をベロチューしながら至近距離で見つめ、一言「もうだめ」と。
ん？と聞き返そうと思った直後に晴香は強く抱き着いてきた。
そして「んくぅぅぅっっっ」と呻きながら何度かビクンビクン動いた。
イッたんだ･･･そう思った。
俺じゃない男が目の前で晴香をイカせた。
俺じゃない男に････
それしか頭に浮かばなかった。
だけど終わりじゃ無かった。
イッた後もオジサンの攻めは継続していた。
晴香も「もう無理！ダメ！」と必死に抱き付いてバタバタ動いていた。
だけどオジサンはヤメなかったみたい。
終いには晴香が「んひぃぃーっんっ」みたいな声を出し始めてた。
「出ちゃうってばぁっっ」そういった直後、また抱き付かれた。
また強く抱き付かれ、ま数分前と同じようにビクンビクン動いた。
今度は潮なのか尿なのか分からないが、漏らしてしまったらしい。
それを晴香が気にしたので強制終了となった。
シーツには大きな染みができてしまい、晴香が風呂場へ持って消えていった。
オジサンがいうには、晴香は何度もイキそうになっていたという。
それを我慢していたっぽいと。
だけど最後は我慢できなくなり絶頂に達したみたい。
1回イッたらしばらく無理な子にはしないが、晴香はまだイケそうだと判断。
そこで優しく継続していったと言ってた。
風呂場を覗くと晴香がしゃがんでシーツを洗ってた。
その後姿を見て猛烈に悪い事をした気がしてきた。
だからそっと後ろから抱き締めると、腕をギュッと掴まれた。
部屋に戻るとオジサンが「とりあえず帰るわ」と言ってくれた。
お礼を伝えてひとまず帰ってもらった。
晴香とはその日セックスはせずに、イチャイチャしながら過ごした。
そして数日後、いつもの様に会ってセックスをしたが、以前と違っていた。
俺に対して確実に壁ができていると感じた。
心ここにあらずって感じでしょうかね。
でも甘えてくるし嫌われているという感覚は感じなかった。
むしろ大好きという感情が増しているような気さえした。
そんな晴香との関係が終わったのは、その日から4ヶ月ちょっとした頃。
共通の友達を交えて飲みまくった日。
うちに雪崩れ込んできて宅飲みになった。
部屋に来た時にはもう皆がかなり酔っていた。
床で倒れたまま眠る奴、トイレに篭って手で来ないヤツ、パンツ丸出しでベッドで寝てるヤツ、そんな状態だった。
晴香も泥酔してた。
部屋を汚されたくない一心で俺だけ少しまともだったんだと思う。
1時半頃だったか、晴香のスマホがブルッてた。
ガラス机の上だったのでうるさくて、思わず手に取った。
「おい晴香、スマホ」そう言って渡そうとした時、何気に画面を見てしまった。
ロック画面上にメッセージが溜まってた。
そこに目が吸い込まれていった。
「早くオマンコ舐めてっておねだりしろよ」
そんなニュアンスの言葉が見えた。
えっ？何？と思ったが、晴香が受け取ったので手渡してしまった。
でも泥酔中の晴香は画面を見たかと思ったら、すぐに床に伏せておいてしまった。
だから「そこに置いたら踏まれるだろ」と言ってスマホを手にした。
そこからが地獄だった。
名前は女の子っぽい名前だった。
だけど内容が明らかに男との会話だった。
しかも確実のあのオジサンだ。
ダメだと分かっていたけどもう耐え切れなかった。
2人の会話を全部読んでしまった。
そこにはもう3ヶ月ほど前から2人が頻繁に会っている事が分かる内容があった。
しかも調教されているのか、おねだりとか毎回させられてる晴香の文が。
中には自らのオマンコやオッパイの自撮り画像まであった。
オチンチン舐めたいです、なんて言葉も。
俺じゃ満足できないから早く会いたいです、そんな言葉まで見つけてしまった。
急激に酔いが覚めていった。
周りが見えなくなった俺は晴香を起こして問い詰めてしまった。
ちょっと声がデカくなってたらしくて、周りが止めに入るほど激しくなった。
晴香は泣きながら出て行った。
それを女友達2人も追いかけていった。
そしてそれ以降会う事もなかった。
速攻でオジサンLINEを送った。
こんな夜に何？とすぐに返事が返ってきた。
だから晴香と浮気してたのかと送った。
それに既読がついたが、それ以降は既読がつかなくなった。
即ブロックしたっぽい、よく分からないけど。
まぁ覚めたと言っても酔ってたしね。
ここからはオジサンを引き合わせたバイト仲間から聞いた話。
簡単にまとめると、あのオジサンは初めから遊べる子を探していたという話。
いわゆる寝取りの常習犯。
バイト仲間に金を渡して、彼女がいる男を物色していたとか。
まんまと俺がその網に引っ掛かり、気が付けば寝取られてたってわけ。
俺以外にもバイト仲間の1人が被害にあってた。
でもそいつの彼女が拒絶して未遂に終わったらしいが。
俺はといえば調子に乗って変態プレーの一環だとか思ってたしね。
アホの極みです。
事情を知り晴香に謝罪の手紙を書いて友達経由で渡してもらった。
でも返事はなく、会う事もなかった。
俺が蒔いた種なので仕方がないが･･･
若気の至りにしては今でも胸に突き刺さってる後悔の一つです。
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