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バイセクシャルに彼女を寝取られた末に@2P

しばらく無言だった。でもふと思ったんです。「それって浮気相手がHIVのキャリアなんじゃないの?」と。彼女は当然のように「うん、そうだと思う」と頷く。「ソイツは知ってんの?」「知らないと思う、言ってないし」「マジ?じゃ~知らないで他の人にもうつしてるんじゃね?」「だと思う・・・」

話をしていくと次第に怒りが込み上げてきた。浮気はしてるわ、HIVにも感染してるわ、それを相手に教えてないわ、何だ?コイツ。段々声も荒々しくなってたオレは、今この場でその浮気相手に連絡しろと迫った。何なら今この場に呼べと。嫌だという彼女にオレは食って掛かった。お前やその男のせいで、俺の人生が終わるんだぞ!責任取れよ!ふざけんなよ!怒りを抑える事ができなくなり、彼女に向かって初めて怒鳴りまくった。その結果、彼女は男を呼ぶ事を了解した。

目の前で電話をかけさせ、今スグ来て欲しいと言わせた。もちろんオレがいるのは秘密で。驚いたのは浮気男が来るまでの時間。10分もしないで来たのには驚いた。それもそのはず、同じマンションで暮らしてたんですよ。彼女とセックスする気満々だったのか、ボディーソープの香りが凄かった。しかも玄関で迎え入れた彼女が「ちょっ、だめ、待って」とか言ってた。「なぁ~んだよw良いじゃんwもう濡れてんだろw」とか言ってたし。完全にオレは苦笑いですわ。

後になって冷静に考えれば、彼女は浮気相手とヤリまくりだったと思う。玄関での言動を考えると、いつも彼女は部屋に来る男を待ってるだけで濡れ濡れになっていて、待ち切れないといった感じだったんだろうな。「良いじゃん」とか言ってたから、玄関で即フェラとかも日常的で。病気うつされてるから当然のようにゴム無しの生セックス。

彼女にちょっかいを出しながら部屋に入ってきた男。オレを見て凄い顔してた。「誰?あ?彼氏?マジ?」と動揺しまくり。「とりあえずそこ座ってくれる?」「あっ、はい」と素直に正座する浮気相手。「分かってると思うけど、彼氏です」そう言った途端、その男は素早い動きで土下座してきた。

浮気してた事への謝罪をベラベラ喋る男にオレは言ってやった。「ここに呼んだのはそんなレベルの話じゃないのよ」驚いた顔で俺を上目遣いで見上げる男に言ってやりましたよ。「あんたHIVキャリアだぞ」と。言われた男はさっきまでの俺を見るようだった。

「てめーのせいで俺の人生が終わりだよ、どうしてくれるんだ?」怒鳴りたい気持ちをグッと堪えて冷静に怒った。状況を理解し始めたその男は、頭を抱えながら呻き声をあげてた。しばらくすると急に携帯で電話をかけ始めた。「あ、兄貴?ゴメン、オレ、もうダメかも」泣きながら兄貴にすがり始める姿を見て、思いっ切り殴り飛ばしたくなった。

兄貴がオレに代われと言ったらしい。電話を渡されたオレはしばらくその男の兄貴を会話をした。事の詳細を説明すると、溜息をつきながら「本当に申し訳ありません」と言う。近くに住んでるようで、今から伺っても良いか?と言われた。了解するとまたもやものの10分やそこらで兄貴が登場。やって来て早々、オレにまた土下座。彼女にまで土下座してたから、それは必要ないよと言っておいた。自業自得だからって。

弟がHIVキャリアって事で、当然兄貴も焦るらしい。事情を説明しろと促すと、まさかのカミングアウトで全員凍りついた。なんとこの弟、まさかのバイセクシャル。実の弟が両刀使いだと知るとさすがに言葉が出ないらしい。それ以上に彼女は目を大きく見開いちゃって一言「嘘でしょ・・・」どうやらこのバイは男のアナルに突っ込んでHIVをもらったみたい。こりゃどうにもならんという空気になっていった。

その後のお盆休みは地獄だった。HIVキャリアだったらどうしようってずっと考え続けたが何も答えは出ず。大阪に戻る前日、区内の保健所にて検査。即日抗体検査は2時間後には出ると言うのでそれをお願い。幸いにも彼女とは3ヶ月以上もセックスはしてなかった。だからそれを喋ると、じゃ~判断できますねって言われた。

結果は驚きの陰性。あの時の虚脱感は何にも例えられないぐらいの感覚でした。彼女と浮気男は共に陽性でHIVキャリアだと確定。

その後いろいろありまして、浮気男の兄貴ってのと親しい関係になった。何やらこの兄弟は裕福な家庭で育ったらしい。弟が本当に申し訳ない事をしたと、兄貴は慰謝料まで用意してくれた。健康だったからそれは受け取らなかったが、用意された額を後に聞いて愕然とした。カッコつけずに貰っとけば良かったと心底思うレベルの額。

彼女、っていうか元カノは、浮気男と2人揃って治療開始。同じ穴のムジナって事で仲良くしてるらしい。互いにキャリアだから気兼ねなくセックスもできるしね。しかも浮気男の実家で元カノも一緒に暮らしてるっていうから凄いよね。いろんな話を親しくなった兄貴に教えてもらった。

全くエロくない話で申し訳無いです。これにて終わります。

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